ピアノ
  • 2019年06月1日
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駅の構内に置いてあるピアノを通りすがりの人が弾くという番組があります。

皆さん、人前で弾こうというだけあって上手です。

植木職人、大学の教授、学生、子供、勿論ミュージシャンと様々です。

今日はその中にイスラエルの学生さんがいました。彼はピアノを見ると弾かずにはいられないくらいピアノが好きなんだそうです。

ピアノの前に座る彼は夢見心地です。

まるで愛する恋人と語り合っているかのように。それも最期の別れを惜しむかのように。

そんな二人だけの世界に聴衆は魅了されていきます。

彼に自意識はなく目の前には恋人がいるだけ。彼女に触れる指先は優しくもあり悲しくもあり、なんとも切ない気持ちになりました。

その後の短いインタビューで分かったんですが、今から三年間、彼は徴兵されるとのこと。

彼は笑顔で話してましたが、心が泣いていました。

恐らく彼は彼女(ピアノ)に最期のお別れをしてたんです‼

ピアノに触れているときの彼の顔、インタビューのときの彼の顔、私は一生忘れられません。

なにげない日常の裏にある悲惨な日常。

彼が何事もなく、またこの駅に帰ってきて彼女と再会出来ることを願うばかりです‼️

今日も読ん頂き、ありがとうございます🙇

 

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