カツン‼️
『カツン‼️』とは私の使っている演技用語です。
演技本などでは障害とか転換点なんていう言い方をしてます。
私はより感覚的にとらえることが出来るように「カツンポイント」を見つけて‼️と言ってます。
今、上演している本能寺が燃えるもそれぞれの『役のカツン‼️』があります。
天海(光秀)の最大の「カツンポイント」は信長に逆臣と呼ばれたことです。
最愛の人を娶られて忠義を尽くしてきたにもかかわらず逆臣と罵られる。
その言葉で積もりに積もった感情が爆発するんです。
で、あの有名なセリフ「皆のもの!敵は本能寺にあり!行けーーっ‼️」になり憎む相手も、愛する人も失うことになります。
そして天海(光秀)はその思いを引きずりながら余生を送っている。毎年毎年、春になると帰蝶の桜に逢いに来るんです。
そして最期は・・・
誰もが人生において多くの『カツン‼️』に出会うでしょう。そのときにどう対応するか?その対応によって人生は大きくかわります。
長いものに巻かれ行き続ける人もいれば、己の思いを貫き死んでいく人もいる。
『カツン‼️』を迎えたとき、その人の死生観(哲学)がわかるような気がします。
『カツン‼️』を迎えたとき慌てず、落ち着いて、利他的に行動がとれる人間になりたいものです🙆
今日もありがとうございました。