迫真の演技
本日、『本能寺が燃える』名古屋稽古の最終日でした。
稽古の半ばで「歌」と「演劇」の融合(単にミュージカルということではありません)とは如何なるものか?という話になりました。
右近先生は演出家の意見、オペラの方はオペラからの意見、私は役者としての意見を交え考えを深める作業をしていきました。
その中で右近先生は歌舞伎の演技を見せてくれました。同じセリフを様々な人物になって演じ分けてくれたんです。
凄い迫力でした。
セリフは歌舞伎のセリフなのでリアルなものではないにも関わらず、役の魂が先生に乗り移っているかのような迫真の演技でした。
結局、形(オペラ、歌舞伎、現代演劇)はどんなものであれ、役の魂が宿っていれば観る側の心を動ごかせるということだと思います。
私は役者は巫女(いたこ)のような存在だと思ってます🙇
板の下には数多くの役の魂がいて、役者はその役の魂(心の声)に耳を傾けて、板の上に拾い上げる役目だと。
巫女さんの修行も何年もかかる大変なものだといいます。
私達役者も役の声を聴けるように、心の扉を開く訓練が必要です。
「迫真の演技」まだまだ修行が続きます。
今日もありがとうございました🙇